アサヒ死ンブン

死骸ブログ

衣食住

もう衣食住のすべてが終わっているので、人生が終わっていると言っていいと思うんだよな。食はラーメン四割つけ麺四割インスタント食品二割、服は半年に一度しか買わない。部屋もダメ。比喩抜きで女を自室に呼べない。ゴミはほとんどインスタントなコンビニごはんのものとネコのウンチくらいなので定期的に捨てりゃいいけど、増えていくモノがどうしようもないよな。置き場所がないので散乱してるわけだ。山ほど本があるのに本棚もない。部屋のあちこちに積んでいるわけだが、先日、部屋の隅の一区画、"バベルの塔"と呼んでいる積み本エリアが、とうとう支えている箱が重さで潰れたことにより、200冊ばかりの本が崩れ落ちてきた。「終わりの始まり」かと思ったよ。

たまに火災報知器の点検だとか排水管の清掃だとかで室内に業者がやってくるときだけ大掃除している。文学者イコール部屋が汚いという偏見*1があるから、いつも「ぼく、文学者なんで〜」という顔をすることで乗り切っている。実は文学者じゃないけどな。たかだか10分の排水管清掃でも、知らない人が部屋にガヤガヤ入って来ると猫が怯えてしまう。ケージにしまった中から心配そうな細い声でニャーン…と鳴いて、終わって人が出て行ってから開放するとサササッとベッドの下に逃げ隠れてしまう。僕と二人のときは横柄な態度を取る猫ちゃんだけど、未知のものに対しては怖がりなんだな。

*1:文学者の部屋を見たことはない