アサヒ死ンブン

死骸ブログ

おまえは女の子から自分のどこを好かれうるの?

昨夜とつぜん「おまえは女の子から自分のどこを好かれうるの??」という問いを突きつけられ、まともに答えられず精神が壊れそうになった。問いのナイフを突きつけてきたのは、さいきんカレシができたらしく幸せオーラを滲み出しているけれど、実のところ本当は僕のことが好き(だと僕は思っている)な女の子だ。

そうしてこころはずたずたになり、でもでも、翌朝はんぶん憂鬱な気持ちを引きずったまま映画の『さよなら、僕のマンハッタン』を観ていたら自分にもなにかできそうな気がしてきて、このままなにかしら頑張れば誰かから好かれる可能性が生じるんじゃないかという勘違いが生まれてきた。映画一本、アイドルのライブ一本で元気になれるタチなのだ。気分をポジティブな方向に切り替えられるというわけじゃなくて、負けていられない、自分もなにかしなきゃ!という気持ちになるんだな。死んでいる場合じゃない。死んでいるひまがない。このようにちょっとした作品やひとの言葉や見た目から影響を受けやすい人間だもので、たとえばブロガーのハーチューのことは大嫌いだけど、万がいちハーチューが黒髪お河童前髪ぱっつん女子になったらてのひらクルクル大好きになる可能性が高い。

しかし冒頭の件の回答については考えても考えても答えがでない。ひとから「あなたのこういうところが好きです」みたいなこと、言われたことがない気がするんだよな。言われた記憶がない。*1たぶん僕には褒めるべきよいところがないってのが大きいんだろうけど。理屈っぽいし性格悪いし、趣味もないし特技もない、履歴書の"趣味・特技"欄には「読書」って書いた気がするけど、趣味が読書ってなんだよ、いったいなにをする趣味なんだよ。本を読んでるひとをバカにしてるわけじゃないですよ、まいにちなにか読むのが当たり前すぎてこんなもの趣味と呼べないだろ、ってことを言っている。

僕はひとのこと褒めれない*2性格なので、人を褒めることがない。褒めなきゃ褒められることもないわな。褒める語彙を持たなけりゃ自分が褒められていることにも気づかない、ということかもしれない。「あなたのこういうところが好きです」を、具体的に評価の対象を挙げて肯定的な評価するようなこと、むかしから苦手でできないんだよな。嫌いな奴の嫌いな点を述べ立てるのは大得意なんだが。捏造だってお手の物なんだが。

そこで、人類の英知の結晶、ヘルメス・トリスメギストスの賢知たるGoogleで「人 褒め方 モテ」で検索してみたんだ。必死なんだよ。女を褒めてモテたいんだ。そしてて、あるサイトを開いて褒め方のコツとやらを読んでみた。思想書も読むしオシャレファッションブログだって読む。必死なんだよ。現在の中国共産党委員会が、かつて"お城"と呼ばれ帝冠様式の異様を誇った旧日本軍の関東郡司令部建物を使い続けているごとく。元カレにもらったものを平気で使い続ける女も大好きだ。

女の褒め方解説サイトいわく。前提条件"相手の目を見て満面の笑みで褒めること"ってこれ、僕がやるとキモ☆オタクのニヤニヤ笑いになるけど大丈夫ですかね。大丈夫か。僕の笑顔も案外イケてるのかもしれない。ひとつ、女の頑張り・仕事ぶりを褒める。一生懸命だね!大変でしょ!頑張ってるね!努力家だね!あぁ!なるほどね!つぎは?つぎは?ひとつ、外見ではなく内面を褒める……ひとつ、センスを褒める……

 

 

めんどくさくなったのでやめます。

*1:いや、あるけど信じていない、信じられない

*2:受動態に取られないためのあえての"ら"抜き言葉