アサヒ死ンブン

死骸ブログ

血痕、血判、決死

少しまえにパパ活(実父と会食)したとき、僕の弟の結婚についての話題になり、弟は真実一路の道を行きまもなく同居新婚生活に入るのだと知らされた。僕は、実弟本人から結婚についてなにも教えてもらっておらず、"まもなく結婚する"というウワサばかりはどこからともなくきいていたものの、それはデマゴギーだろうとずっと疑っていたのだった。しかし嘘ではなかったのだ。

「おまえにはないのか、その、結婚の見込みとか」と問う実の父親に対して「あー、ナイナイ」とにべもなく即答するのはいささか親不孝だったかもしれない。が、そういうのいっさいナイナイだから仕方がナイナイ。

送られてきた結婚式の招待状には、弟の嫁の氏名がフルネームで記載されていた。神秘に包まれたベールの一端がめくれ上がった感じ。正確な名前すら知らなかったんだよ。しかし写真は添付されていなかったので、まだ貌(かお)はわからない。

弟については仲が悪いわけでもなし、正直勝手に幸せになってろよという思いが強いが、ゲマインシャフトだから、弟の結婚式には(アホのふりをしてご祝儀を持たずに)行こうとは思う。招待状の返送用ハガキには出席にマルをしつつ、メッセージ欄には「結婚生活において大切なものは3つの袋であると言われております」と書いておいた。3つの袋が何を指すのか、堪忍袋だろ(これがオチだった気がする)、あと残りのふたつがわからない。僕は女の子の涙袋が好きだよ。乳袋も好きだ。

式当日、あるいはその後日の会食などにおいて、今度はママ(実母)から「アンタは結婚しないのか(笑)」と聞かれる可能性は大いに考えられる。憂鬱だなぁ。まえにパパにしたようなナイナイ回答はさすが親不孝だから、なんとかやんわりと親の希望を断てる回答を今から考えているのだ。

そもそもあらゆる共同体に属することがイヤになったので、とうぜん、生活の共同体である家族を持ちたくもないことを理解してもらわなければならない。一方で、人間関係資本が豊かで、孤立していないことも示す孝行的配慮もせねばなるまい。社交を求めているのだ。ま、実際はトゥイッターのなかだけの社交だけど。現実世界は断絶の繰り返しサ。

僕はたしかに、まいにちまいにちクソみたいなトゥイートばっか垂れ流しておりますけど、冷静に考えると学歴も職歴もあってめちゃくちゃまともに生きてるのに、どうして結婚の気配がないのかわからないな。健康で文化的な最高水準を生きてるのに。文化レベルが低いからダメなのか?履歴書に書くべき賞罰"ナシ"なのに。がないのがダメか?罰の"箔"があったほうがよいのか?お金も有価証券もあるのに……これは小銭だからダメなんだろう。わかってるよ。

かように、僕は誰からも認めてこられなかったので、僕もこの世界のことを認めませーん!破壊します!(SEKAI NO OWARI