アサヒ死ンブン

死骸ブログ

猫の惑星

猫と戦い続けている。夜中に飼い猫が部屋を荒らすたびに目を覚ましている。猫はおなかがすきさえすると、深夜明け方時間かまわず部屋を縦横に走り回り、積んでいるものを崩す、ビニールを引き裂く、布団を剥ぐ、念仏を唱える、ルンバを踊る、薬缶をひっくり返す、などの方法を取って飼い主を起こし、ごはんをもらうまでこれらの行動をやめない。ここは猫の支配する猫の惑星なのだから仕方がない。向こうの方が主人だと思い込んでいるのだ。猫にコトの善悪を教えることなどできない。きつく叱れば「これをしたら怒られる」ということは多少は学ぶけれど、それは人間でいうところの「社会規範」を学ぶということでしかない。善悪そのものを考えたり倫理的な判断のもとに行動をとる生命体ではないんだ。善悪の上に「猫自身」のようなメタ意識があるのだろう。倫理学に「猫ならば?」という変数を持ち込めば新たな地平が見られるのかもしれない。禅の公案の改変で「猫に還って仏性有りや無しや」ってとこですかね。ツイッターで、こいつは精神に異常をきたしているのではないか?と言いたくなる常識を逸脱したツイート・リプライをしているアカウントの多くが猫アイコンであることは周知のことと思う。統計的に実証されてないだろうけど猫アイコンのヘイト野郎とか多いし。連中は顔を猫に仮託することで善悪の倫理を棚上げしてるつもりなのだろうかね?善悪を措いて好き勝手振る舞えるのは猫だから許されるのであって、人間ではないと思うんだがな。猫の惑星に生きていることを思い出してほしい。猫が顔の上であくびをした。わ、臭え。惑星だけに。